モンスタークライアントっているんだな

世の中には「モンスタークライアント」と呼ばれる、クライアントがいるらしい。

それは、様々な要因によって、モンスターに育ってしまう場合もあれば、隠れモンスターが現れてしまったという場合もある。

今までそういう方とお目にかかったことはあまりないのですが、今年は少なくとも2組のクライアントによって、「これが、モンスタークライアントというやつか…」と今までの運の良さを痛感したのでございました。

 

どちらにも共通しているのは、一貫した、その組織としての意思決定がないこと。担当者の「感覚(好き・嫌い)」で進められていて、その担当者の感覚すらも一貫性がない。よって、打ち合わせが終わり「これで進めますよ」「OK」となった後、しばらく経ってから「やっぱりさー」と蒸し返される。あるいは、組織内の「誰か」に確認してもらうために、突然「急げ」と言われる。納期についても納得してもらっていたはずなのに…。。。

 

あと、自分の家族・子どもにとてつもなく甘い。
先日、とある俳優さんの事件が起きましたね。親子で有名になろうとしていたお二人だったかと。お母様の会見をちらりと見ましたが、やはり、親は親なのだなぁと感じる一方で、自立した関係ではないということなんだなとも感じました。片方がしっかりと自立(あるいは自律)していればそうはならないものを、互いにどこか依存し、なあなあになると、「家族が言うことはぜったーい!」「家族は絶対に裏切らなーい」(←それは根っことして持っていてもいいけれど、ビジネスに出されると、周りは困ると思う)となるために、外部の人間の意見はなんなのというくらいに軽く扱われる。
私はそういうタイプのクライアントに好かれるらしく、「好きだ」とか「一緒に仕事をしたい」とか「信頼してる」とか言われますが、その言葉の裏には「だから安くして」「こっちに甘くして」という意識があるわけですよ。そういえば私が喜ぶと思ってるんですかね。本当に信頼されてたら、「家族がそう言ってたから」「子どもが作ったものは素敵でしょ」とはならないわけで。

 

よって、度重なる修正やら、にもかかわらず金額をまけろと言ってくるやら、後から「これも追加して」と言ってきて「じゃあ追加料金ね」というとごねられるやら…。

 

これも、クライアントとの関係構築が未熟なのでしょうけど、相手が私自身をなめている間は、私ががんばろうとしたって意味がないんじゃないかとあきらめたくもなりますわ。

そんなことが続くもんで、心はささくれだって、どうにも腐れている日々なのです。ったくよー。